すべての面で対応されたサービス

Eric Knipprath氏が、切削用インサートとそのコーティングの品質をチェックしています。

Qualität beim Beschichten von Wendeschneidplatten

ハイパワー・インパルス・マグネトロン・スパッタリング(High Power Impulse Magnetron Sputtering、HiPIMS)プレミアムコーティングが施された切削用インサートは、標準的な用途と必要に応じた特殊な作業の両方のパフォーマンスを最大限に発揮するためのカギとなります。これによって、非常に速い送り速度と切削速度で、とてもなめらかな表面に仕上げることが可能です。CemeCon(セメコン)のプレミアムおよびプレミアムプラスサービスを併用することで、お客様の要望に正確に合致するコーティングを行います。Eric Knipprath(エリック・クニップラート)氏は、品質を一貫して維持するための責任者のひとりです。

HiPIMSコーティング加工を施された切削用インサートは、製造において決定的な優位性をもたらします。その優位性には、荒加工の際の材料除去率の最大化や仕上げ加工時の最高レの精密性や作業速度などが挙げられます。『FerroCon®』、『InoxaCon®』そして『AluCon®』のコーティング素材は、とてもなめらかで、分厚いコーティングもストレスなく行えます。それに加えて、非常に強固で摩耗への強い耐性を備え、フィルムの粘着力でも右に出るものはありません。 これにより、工具の寿命の延長、利用部位の表面の改善、そして切削に関するデータの最適化の可能性が保証されます。

HiPIMSによる差別化

「切削用インサートの形状に修正を加えることは、とても時間がかかり、費用もかかります」と、CemeConの切削用インサート製造マネージャーを務めるInka Harrand(インカ・ハランド)氏は言います。 「HiPIMSに切り替えることで、工具メーカーやユーザーは、機械加工の際にすぐさま大きな成果を得ることができます。」例を挙げましょう。切削用インサートを使った正面フライス加工を行う際には、大量の削りくずが発生することを考慮に入れなければなりません。 『InoxaCon®』を使うことで、1,500 cm3の耐熱性スチール(42CrMo4)をvc = 180 m/min、 ap = 2 mm、 fz = 0.25 mmで取り除くことができました。一方AlTiNコーティングの切削用インサートの場合は、除去できたのはわずか1,000 cm3のみでした。 これは、50%も削り屑のボリュームが上昇することを意味するのです!

コーティング素材は、プレミアムコーティングの構成要素のひとつでしかありません。 これは、数々のオプションを揃えた結果です。CemeConの優れた切削用インサートの製造ラインは、このカテゴリーの製品に必要な条件を満たすために正確に調節されています。 製造前および製造後の処理やコーティング素材、そしてコーティングの厚さやその他のディティールなどの照準を絞った組み合わせを通じて、全てのお客様に応じて、個別のコーティングを行います。そうすることで、弊社のお客様が市場で際立てるようにサポートしています。 CemeConは、そのためにそれぞれのお客様の要望に合わせて、違いを明確にしています。 プレミアムサービスは、それぞれの工具の独自の形や機能にフォーカスしています。それに対して、プレミアムプラスによるソリューションは、CemeConの専門家たちが工具メーカーと密接に関わりながら作業を進め、コーティングを活用したソリューションを設計します。そうすることで、市場の要望に正確に応えた製品を開発できるようになります。

品質こそが全て

「弊社は、後に連続生産を行う際に、際立って素晴らしい品質を確保し、同じ特性を備えた最善のコーティングを一貫してお客様に提供することを目指しています。そのためには、生産のスタート時からしっかりと注意を払うことが重要です。 パラメータや作業ステップは、正しいものを選んでいるのだろうか?」とEric Knipprath氏は問います。彼は、他の工具と同様に、ヴュルゼレン市にあるコーティングセンターで最初に切削用インサートの品質をチェックする人物です。その他にも、製造に関する技術的な仕事の導入、モニタリング、そして写真記録を行っています。 「最初の注文に備えて、私は全ての工具を綿密に点検します。そして、それらのコーティングの状態を評価しています。 例えば、切り口のクオリティには、とても注意をはらいます。起こり得る損傷をチェックし、汚れの度合を見極め、基板表面を検査します。 これらの評価基準を設けるのは、コーティングの品質に影響を及ぼす可能性があるからです。」

「後に連続生産を行えるようにするには、生産のスタート時からしっかりと注意を払うことが重要です。  パラメーターや作業手順は、正しく選択されているか? それこそが、私たちが提供している高品質をもたらすものなのです!」   

Eric Knipprath(エリック・クニップラート)、CemeCon社の製造エンジニアリング担当

切削用インサートの表面の状態は、さまざまです。 「このことから、作業前の手入れは、理想的な粘着を実現するための重要な作業のひとつなのです。これらは、コーティングの成功につながります。」と、Eric Knipprath氏は説明します。 「これらの理由から、私は準備の後で、必要となる技術的手順を再チェックします。そして、後続の作業ステップが終わった後で、もう一度再確認を行います。」

Alle Wendeschneidplatten erhalten abgestimmte Beschichtungen.

正しい厚さのコーティング

もうひとつの重要な要素として、コーティングの厚さが挙げられます。 チタンやニッケル基合金、あるいはアルミニウムのように、機械加工が難しい材料に対して高精度の仕上げを行う場合、鋭い刃が必要になります。 その際に、薄いコーティングが欠かせません。 スチールにおける摩耗が激しい荒加工の作業の際に、8 µmの厚さの『FerroCon®』は、摩耗耐性が強く工具を保護します。 それを達成するために、Eric Knipprath氏はこう明言します。「切り刃の先端部分を出っ張りなどなくなめらかにすることは、この厚さのコーティングを行うための前提条件となります。 受け入れ検査の際に、極めて鋭い切れ刃が必要にもかかわらず、とても分厚いコーティングが必要になりそうな場合、私たちはメーカーと協力しながら解決策を探します。そして、そのための組み合わせは、メーカーに合わせてカスタマイズされます。」

このコーティング作業が終わると、切削用インサートが完成します。 「最後のステップは、出荷のための検査です。 私は、テスト器具をもう一度しっかりと点検します。コーティングの検査を行い、写真の記録を作成します。」とEric Knipprath氏は補足します。

CemeConのコーティングセンターの作業や製造が、世界中の支社にも導入されていることで、世界中のどこの工具メーカーも、ドイツと同じコーティングが施され、同じ品質の製品を受け取ることができます。

常に同じ品質を保って

専用コーティングを活用したソリューションが連続生産に適用された際は、弊社は定期的な検査を施し、一貫して高品質の製品を製造し続けることを保証します。 それぞれの製造ステップの全担当スタッフたちが、各作業過程において、継続的に作業用の道具、個別の作業ステップ、そして切削用インサートの取り扱いに関して点検します。 ひとつの注文を受注した際に行われる、それぞれの工具のランダムで行われる受け取り検査や出荷のための検査は、連続生産のプロセスのひとつとして組み込まれています。