CemeCon の高性能コーティング – 厚膜でも高性能

CemeConでは、切削インサートを常に個別バッチとしてコーティングしています。ラウンド・ツールには、コーティングセンターの専用ラインが整っています。

切削インサート向け HiPIMS プレミアムコーティング

フライス、旋削加工は切削インサートを当てて行われます。 対象となる加工品は、実に多岐にわたります: 風力発電用の数トンにもなるギア、航空機エンジン用のタービンブレードと、あらゆるものが考えられます。 CemeCon の HiPIMS コーティングは、平滑で強靭です。そのため極めて要求水準が高く、また硬い材料を加工する性能を最大にする鍵となります。 極めて厚いコーティングが工具の長寿命化を可能にするのです。

FerroCon®、InoxaCon®、AluCon® のコーティング製品は、切削インサートのプレミアムコーティングで現在、主力製品となっています。 その理由は: 「HiPIMS 技術がある今、工具メーカーはもはや迷うことはありません。 それはPVDコーティングの全プロセスの利点が一つにまとまっているからです。高密度のコーティング、コーティング硬度の増加、低減したコーティング残留応力、また密着性に優れ、耐熱性も安定しています」と CemeCon の切削インサートの製品マネージャーであるインカ・ハラント(Inka Harrand)は 語ります。 ご利用のお客様の加工結果が証拠です。

CemeCon プレミアムコーティングは、工具の形状や材料、加工内容に合わせて特別につくり上げたものです。

HiPIMS は、CemeCon が数十年にわたって実証してきたスパッタリングにさらに開発を加えてたものです。 「技術は開発者に大きなポテンシャルを与えるものなのです」とインカ・ハラントは自信をもって語ります。 「原則として、HiPIMS はほぼ全ての材料に利用できます: 固体からプラズマ状態に直接遷移することが、旧来の方法による限界を克服するために決定的なことなのです。」 これは非常に大きな柔軟性をもたらします。誰もがこの効果的なサポートを受け、新製品やソリューションと取り組むことができるのです。

極端な厚さでも – HiPIMS でさらに良いものを

従来のコーティング方法では残留応力が非常に高く、コーティングの厚さはわずか3 μm までに留まっています。 ここでが新たな道を切り開くのが HiPIMS です: FerroCon® 厚膜バージョンでは 8 μm と厚さは 2 倍以上です。 「そして HiPIMS 技術が結晶粒を微細化するおかげで、厚いコーティングは以前と比べさらに密に、均等に、強靭なものになります。 さらに耐用期間にも良い影響を与えます。」とインカ・ハラントは説明します。 プラスは他にも: 金属のイオン化が高いため構造が非常に密になり、複雑な工具形状にも優れたコーティング密着性を発揮します。

風力発電設備のトランスミッション部品は巨大で、大きな力に耐える必要があります。 FerroCon®Plus コーティングは、要求の厳しい材料を加工する最高の性能を保証します。

プロセスの信頼性を向上させる専用製造ライン

CemeCon は、コーティングセンターで切削インサート向けコーティングプロセス専用の生産ラインを設けました。 バッチは、切削インサート用とラウンド・ツール用で完全に分けて加工します。 「この 場所、ヴュルゼレンのコーティングセンターが世界最大だからこそ可能なのです。」とインカ・ハラントは設備に目をやりながら語ります。 「弊社ではこうして個別に加工することが、あらゆる工具の品質に役立っていると確信しています。 ご注文のお客様から高評価をいただいているのが弊社のキャパシティです。弊社では数ミリメートルの指で区別がつかないほど小さな切削インサートと、ずっと大きなラウンド・ツールを、個別に専用のバッチで、また適切なプロセス管理でコーティングしています。