膜厚12 µmのPVDコーティング? HiPIMSなら可能です!

世界初:FerroCon®Quadroで最大限の摩耗量を実現

CemeConは長年技術的に不可能であった非常に厚いPVDコーティングを可能にし、ツールメーカーに新たな展望を示します:FerroCon®Quadroを使用すれば、最高12 µmまでを高い密着性で実現することが可能です!これにより、鋳鉄と鋼の加工に新しい可能性が開かれます。

重切削加工のような分厚い切りくずが落下する場所や、特定の材料を旋削する場面において、ツールを保護するコーティングは必要不可欠であり、それにより高い生産性が保証されます。PVDコーティングプロセスでは非常に滑らかで高い密着性をもつコーティングを成膜することができます。しかし多くの使用目的ではさらに厚い被膜が要求され、そういった被膜はこれまでCVDプロセスでのみ生産が可能でした。

柔軟性と将来性

CemeConは、環境にやさしく、毒性ガスや爆発性ガスを使用しないHiPIMS技術によって、厚い被膜を可能にします。 CemeConが市場向けに開発したこのPVD技術は、あらゆる一般的なコーティングプロセスの利点をすべて兼ね備えています。 「当社のHiPIMSは、より多くの分野に進出し続けており、かつて非常に差別化されていた市場においてその存在感を示しています。 当然のことながら、当社システムをご利用のお客様からは非常に高い評価をいただいています。HiPIMSには柔軟性と将来性があるため、正しい設備投資をしたという安心感がもてるからです」CemeConテクノロジー部門のプロダクトマネージャー、クリストフ・シファース氏はこう語ります。

CC800® HiPIMSコーティングシステムは、従来であれば2~3種の異なる技術が必要であったケースでも、一度にすべてを提供することができます。今や使用範囲はさらに1 µmから12 µmの被膜、つまりマイクロツールのための高性能コーティングから、非常に高い耐摩耗性をもつインサートコーティングにまで広がりました。

これにより、特定のツールメーカー向けインサートのコーティングサービスが初めて重要となってきます。「FerroCon®Quadroを使用するれば、厚く、密着力が高く、かつ滑らかな被膜を作ることができるため、ツールの再加工が不要になります。コーティング時のプロセス温度が500℃以下であることから、基板を保護し、超硬合金の脆化を防ぎます。また、HiPIMSを使用すれば周期表のほぼすべての元素を一つの層に組み込むことができるため、被膜仕様に最大限の余地を持たせることができます。正直に申し上げて、実は私たちが一番HiPIMSがPVDプロセスとしていかに柔軟であり、また絶えず限界を押し広げている事実に常に驚かされているのです。 これは比類のない技術なのです!」こう熱く語るのは、CemeConカッティングインサート部門のプロダクトマネージャー、インカ・ハラント氏です。
 

FerroCon®Quadroの詳細についてはwendeschneidplatten.cemecon.deをご覧ください。